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2025/6/14 天人峡

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 前回トライする勇気が出なかったプロジェクト、意を決して取り付いてみた。 下部は#0.1-0.2の極小クラックの凹角。指が入らない部分は凹角の形状を活かしてワイドムーブで行くしかないのか。中間部のコーナーは#0.75のシンハンドで思ったより傾斜がある。 ラストのデリケートなセクションを越えた先にちょうどいい木があったので終了点を作った。 ところどころレストポイントはあるが、各セクションはかなり強度高く、特に下部は相当難しいだろう。プロテクションも不安ではある。それでも登れなくはないかもしれない、そう思えた。今回はテンション祭りだったが、次回は気合を入れてもう一度対峙してみようと思う。

2025/5/31 コノエオサレベツ川ボルダー

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 昨年ぶりの開拓エリア。今年こそプロジェクトに決着をつけると気合いは十分で乗り込んだ。 初めて訪れるMちゃんもまんまる岩が気に入った様子。マルスコイのラインを完登したところを見届けて、こちらも本気トライ開始。 足位置を調整し渾身の力で初手を取りに行く、なんとか止まった! 核心だった初手が止まり、更に二手目も止まるという快進撃。以前はほんとに初手が絶望的だったのです。 更にマントル部分もバラシに成功! これで何も恐れることはない、あとは繋げるだけ状態だったが、気づいた頃には初手がもう止まらなくなっていた・・・ 家に帰ると胸筋の筋肉痛が半端ない。いざ止まると簡単なように感じてしまうが、やはり強度は高いようだ。あともう少し、あと一歩のところまで来ているぞ・・・!

2025/5/29 毛無ボルダー朝活

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 本日も朝活。一見乾いているように見えるが、季節が進むにつれて毛無の岩は途端にヌメるようになる。ここのベストシーズンは春の残雪期でとても短いのだ・・・ フリクションは少し良くないが、ムーブを修正。 元々のムーブだと最終的に身動きが身動きが取れなくなってしまうので、一から再構築。 直上気味のラインが良さそうだが、もう少し綺麗に掃除しないといかんかも。

2025/5/24 天人峡

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 2週連続での天人峡。前回に引き続きホットなエリア、ダム下へ。 まずは一本、比較的お掃除も楽そうなラインを初登。のこのこクラック 10aとした。 ちょい広めなのでフィストの練習になる。登っていて気持ちのいいルートだ。 お掃除前 お掃除後 H田さんは近くの細めの綺麗なクラックを初登。コンセンサス 11cとなった。 下部が薄被りでスタンスが乏しいフィンガーでなかなか痺れる。 RPを狙ったが、惜しくもワンテン。必死こいたせいかデカい血豆ができてしまった。 なかなかにハードな好ルート ノートルダム 10a、H田さんはこの日2本も完成させた この日はプロジェクトにトライする勇気が出なかった。でもいつかは登りたい。

2025/5/17-18 天人峡

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 今シーズン初の天人峡。完全にボルダラーと化していたので登れるか不安だったが、登っているうちに勘を取り戻せたようだ。それにしてもすごい増水だったな・・・ 赤陽光 5.11a、素晴らしいクオリティ 強度の高い1本を試登中。下部は薄被りで細い。 この日初登したLIVE DAM 10b Life After Death 11a、こちらも北海道を代表する一本 春琴抄 10c、久々のワイドは刺激的で楽しかった 水量MAX、これから徐々に引いてくることでしょう

2025/5/12 毛無ボルダー朝活

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 週に二日、一般的な就労クライマーにとって岩に行くチャンスは限られている。それも天気やその他の事情で毎週行けるとは限らない。 しかし、朝活という裏技を駆使すれば、理論上は毎日でも岩に行くことが可能なのだ。 ということで朝4時に起床し、札幌近郊の個人的にはホットな岩場、毛無ボルダーへ出陣。 ここのところ日の出は4時台なのですでに明るい。朝は気温も低めで清々しいくらいだ。 なんやかんやで岩場に着いたのが6時前くらい。急いでマットを敷いてイオマンテ裏Pをトライ。 右ラインは前回より持ち感が良くない。一見岩は乾いているように見えるが、朝露?的なのが付着して微妙にシケっているようだ。前回トライ時とほぼ変わらず進歩はなし。 左ラインはスタートの離陸と初手が核心と見ている。その後も悪いが、なんとか繋がりそうな気配はある。今日は離陸の練習で、左足をいい位置に置くとなんとか姿勢を保持することに成功! この両手カチめちゃ悪い・・・ カチトレしないと初手取りに行けなさそうだけど、指が痛いんだよなぁ・・・ 他にもちょいちょい触っている課題をトライして、7時過ぎには終了。 ダッシュで森の中を戻って、出勤しなんとか間に合った。 この日は夕方すごく眠かった。fin

2025/5/10 毛無ボルダー

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 この週末は天気が芳しくなく、行き先に困る。小樽方面がまだマシそうだったので、この時期がベストシーズンの毛無峠へ。 雪は若干残っているが、トライする分には問題なく、岩もカラカラ。虫もいないし、やっぱり来るならこの時期だなぁ。 長年難しすぎて放置していたイオマンテ裏のプロジェクトをお触りしてみると意外といい感触。昔より確実にホールドが持てるようになっているのと身体で抑え込めるようになっている。 それにホールドやムーブの解釈能力が上がっていて前より理詰めでトライする癖が付いている。レインボーでのEじさん課題効果かな。 手数にして4手目まで到達。この後右手を持ち替えて足を上げ、リップを叩きにいくだけだ。 確か昔は2手目くらいしか取れていなかったが、かなり可能性が見えてきた。 ただし一手一手は全力で、フリクション条件も良くないとなかなか繋がらないだろう。初段以上はありそうだ。 この岩の左のラインも触ってみたが、両手薄カチスタートの離陸さえできず。上部も甘いホールドが続く。こちらは2段以上とお見積り。 だいぶ指先が痛くなってきたところで、ふと表面を見てみると、イオマンテ横の岩の右上ラインが登って欲しそうな顔をしていた。 これはDZ氏のプロジェクトだが、膝の怪我やらなんやらで数年間放置されたままだ。 岩に唆されるままにスタートホールドを握りしめ、上を見上げるとホールドが綺麗に続いている。そして気づいた時にはマントルを返していた・・・ 今回は人を見てやっていますが、基本横取りは御法度です。本人にも謝罪済み。でも本音を言うと早めに登って欲しかった。放置されるには勿体無い素敵なラインでした。 ニドム(アイヌ語で豊かな森)と命名。グレードは2級(6c)。 イオマンテと並んでおすすめ課題なので合わせてやってみて欲しい。下地も思ったほど悪くないし、取り付きやすいと思う。