2024/8/20 層雲峡兜岩1峰 ハレー彗星
層雲峡は夜から未明にかけてかなりの雨。でも南面の岩峰なら乾きが早いことは経験上知っている。今回は兜岩1峰のハレー彗星 5.10aをチョイス。1985年5月に小笠原-石垣ペア初登のクラシックルートだ。
1p目、苔むしたコーナーを慎重に登るとすぐにオフィズスが出てくる。その後は徐々にスクイズチムニーに広がるが、プロテクションは内部に走るクラックに取れるので無問題。脆いテラスに上がってピッチを切る。
取り付きから見上げる
オフィズス、リービテーションも活用
2p目、シンハンド〜ハンドの綺麗なクラック。左壁のホールドも交えながら傾斜に耐えて登る。クラックは右上して最上部のオフィズスに合流する。オフィズス自体は数メートルで簡単なのだが、クラックにスズメバチの巣があることに気づかず、完全に怒らせてしまう。左腕を3-4箇所刺されてしまい、全力で駆け抜ける。最後は決死のスピードクライミングだった。
2p目、このルートのハイライト
頂上にて、フォローのPさんもスズメバチの餌食に。Tさんは無傷。ずるい。
頂上の細いが丈夫そうな木で懸垂。その後太めの木でもう一回。
感想としては変化があって面白いルートだった。ピークまで色々なサイズのクラックが出てきて飽きさせない。そしてこのルートを昔のギアで開拓した先人はすごい。
下降中に他のラインを物色。何本か楽しめそうなラインはある。いつかの楽しみに取っておこう。
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